白根御池小屋手伝い記  その1

 5月の終わりから6月の頭まで、白根御池小屋の小屋開けの手伝いをしてきました。

一日目(5月28日)

 まずは芦安の「山の神」での安全祈願祭からです。「山の神」は白根御池の大龍権現と大石山神・大石車地蔵が祀られています。大龍権現は白根御池にいる神様で修験者たちが登拝していたそうです。江戸時代には、日照り続きの時は雨ごいなども行われており、白根御池に奥宮、今の登山道の第一ベンチの所に中宮があったそうです。

  社の周りを掃除して、お供えをします。

 環境省・南アルプス市・芦安ファンクラブ・広河原山荘・白根御池小屋・北岳肩の小屋・北沢峠長衛小屋の皆さんが集まりました。(北岳山荘は、一足早く上に上がったそうです)

 神主さんが来て、今シーズンの安全を願い、祝詞を奏上します。

 最後に各山小屋にお札が配られました。

「山の神」を説明した案内板

 この後、広河原に向かいました。広河原では、バイカウツギ・クリンソウが咲いていました。

 今年は、雪が少なく登山道にはゆきは有りません。

ヘリが来るまでの食料品などを、ボッカします。。

開ける前の御池小屋

 御池小屋の前に雪が全然ありません。

沢の水を取り込みます

 水えを引きに行きますが、沢にも雪が有りません。例年、二日位かかるそうですが、夕方前に終わってしまいました。こんなことは、初めてだそうです。

二日目(5月29日)

メネザクラの写真

ミネザクラです。もう終わりかけています。

 

玄関の板を外します

 玄関・窓を覆っている板を外します。

煙突の修理

 煙突・雨どいなども付け直します。

御池から見た北岳

 草滑りも所々息が消え、地面が出ています。

 三日目(5月30日)

  朝から雨が降り、小屋の中を少しかたつけると、あとはレストでした。

 こんなに余裕を持った小屋開けは、初めてだそうです。

  作業の写真がないので、今年の新しい小屋番を紹介します。

 左からゲン君・ワラ君・カズ君です。

ゲン・ワラ・カズの写真