奥秩父破風山青笹尾根

 1月14・15日の一泊二日で奥秩父の破風山に登りました。ルートはチョットひねって青笹尾根にしました。沢登りではお馴染みでナメラ沢などに登った時、下降に使われる尾根です。以前は登山道があったそうですが、今は踏み跡程度です。所々に赤テープは付いてます。この時期に入る人はまず居ないので、静かな山登りが約束出来ます。特にこの週末は強い寒気が来て大雪注意報が出ているので、山に登る人自体が少ないと思いますが。(奥秩父は寒気の影響が少なく、かつよく知っている所なので考慮のすえ決定しました。)

  標高1855,7mの四等三角点が有るピークまでは、近丸新道の入口がある尾根から登りました。ここまでの雪は足首チョイ上位でした。

 山頂直下の岩場で、展望が広がります。

 乾徳山の後ろに見えるはずの南アルプスは、雪雲に覆われています。

 東破風山の山頂はやはりトレースは有りませんでした。上の写真の様に藪の中に登って来た私達のラッセルが延びているだけです。

 時刻は2時過ぎでした。今夜は雪が降ると思われるため、破風の避難小屋か、雁坂小屋の冬期小屋に入る予定です。破風の小屋の方が近いのですが、明日の天候も思わしく無い為、下山を考え少し遅くなっても雁坂の小屋まで行く事にしました。(やはり、最後はヘッ電をつけましたが。)

 雁坂の冬季小屋には、一人親切な先客の方がいましてスペースを譲って頂きました。

 

 夜中は結構風が強く、小屋の戸がガタガタいっていました。

この日は、下山だけなので気が楽です。小屋の外は、風が吹いて雪が舞っています。破風の避難小屋に泊まっていたら、この天候の稜線を3時間位歩く事になっていました。昨日無理をして良かった。

1時間も下ると、雲の流れ方で時折日も差すようになりました。