初心者雪山歩きin櫛形山

 11日の日曜日、南アルプス市の「初心者山歩き」のツアーで櫛形山に登りました。

 寒気の為、午後から雪が舞うかと思われましたが(解散の後、盆地から山を見ると山頂は雪雲がかかっていました)、それも無く初めての

雪山を楽しんでいただけたと思います。

 伊奈が湖の森林科学館を出発し、林道を歩いているといきなりカモシカ出現、このあと登山道でも再会しました。

 北尾根登山道に入ると、雪は少ないのですが下の地面は凍っています。ここからアイゼンを付けてもらいました。アイゼン歩行の基本はフラットフッティングです。12本歯のアイゼンでも軽アイゼンでも同じです。

 見晴らし平には30cmほどの積雪がありました。皆さん童心に帰って楽しんでいました。

 中尾根までの林道は、スノーシューで歩きました。踵が上がる機能は、前に歩きやすく(バックは苦手です)浮力も強く、雪の歩行には最適です。日本には昔から輪かんが有りますが、深雪のラッセルに限ればはスノーシューの圧勝です。ただ、急斜面やトラバースでは輪かんの勝ちで、アイゼン輪かんという必殺技も有ります。要は、どちらにも長所と短所が有り、山のルート・雪の状況によって使い分けていく必要があります。そこら辺は経験を積みながら身に付けていきます。

 雪山もただ「危険」ではなくて、正しい知識・必要な技術・適格な判断力をつける事により楽しく遊べます。(決してリスクが0にはなりませんが)

 低い近郊の山から続けていけば、道はエベレストまでつづいています。(ちょっとオーバーですね)