3月20日~21日で七面山に登りました。
富士山の真上から太陽が昇ると言う「ダイヤモンド富士」を見たかったのですが、春の大雪!
3月に入り暖かい日が多くなったのに、3月8日の三頭山、今回と続けて雪の降る山行となりました。
低気圧通過の為、天気が悪くご来光は無理と承知で登り始めました。小雨の中、羽衣の表参道を一丁目から灯籠を数えながらのんびり行きます。この時期(この日?)は「南無妙法蓮華経」と太鼓をたたきながら登る白装束の信者さん達も居なく、静かな登山道でした。
それでも宿泊者は50人弱いました。ほとんどの方が信者さんで、登山者は私達を含めは数名の模様でした。
雨は夜更け過ぎには雪となり、朝起きると15cmほど積もっていました。
七面山山頂にいくのは、私達3人と女性の登山者1名だけみたいです。
幸い雪は強い降りでもなく視界も確保できています。山頂までは通常40分程ですが、ラッセルが有っても登り80分、下りも入れて120分と言うところでしょう。
途中、雪の下が凍っていたため
アイゼンを付け登りました。
山頂は風も有り、写真をとりすぐ下山。直下の樹林の中で、暖かい物を飲み一息いれました。
下山は登った時と登山道が一変していました。
積雪20数センチ、先行者のトレースも消え一面真っ白。綺麗なもんです。夕方まで降り続けば、かなり積もりそうでした。
ダイヤモンド富士は見れませんでしたが、雪の七面山は厳かな雰囲気に包まれていました。
実は3月8日に三頭山に登ったのですが、この日もピッタシ雪でした。
七面山から帰った翌日、三頭山の遭難を聞きました。
山に登る時は事前に天候を調べておくのは当たり前です。
当然、計画中止になることも有ります。自分達の力を考え、すべてのリスクマネジメントを考え行動しなければなりません。
どんな山行においても、私達ガイドはお客様の安全を第一に考え、
出会いと感動を提供したいと思っています。
(南アルプスガイドクラブのモットーです。)