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 今はゴールデンウイークですが、今年は新型コロナで緊急事態宣言がでています。登山も自粛です。

早く収まる事を祈るだけです。

 普通であればゴールデンウイークと言えば、「陽光輝く残雪の山」でしょう。

若い頃は、山岳会の合宿で北アルプスの岳沢・剣沢などにベースを置きバリェーションルートを登っていました。ここ十数年は、人が少ない地域・ルートで楽しんでいました。

 振り返ってみます。

〇2019年  飯豊山

 メンバーは山岳会のK田さんと岩間夫婦で与平四郎登山口から入り、三国岳・飯豊山・大日岳・北股     岳・朳差岳と縦走して川入に降りる四泊五日の計画でした。しかし天候がすぐれず二泊三日で飯豊山に登ったところで雨の中下山となりました。 

〇2018年  乗鞍岳

 この年はお客様のリクエストで、連休の前半に至仏山・尾瀬ヶ原に登っていました。

 その為プライベートの山行は、スノーシューで乗鞍岳に一泊二日で奥さんと登りました。

ブログ 「乗鞍岳春山

〇2017年  奥利根 丹後山~平が岳縦走

  奥利根縦走最後のピースでした。この年の上越国境は雪がしっかり残っていたため、藪漕ぎが少なく助かりました。

 新潟県六日町の十字峡から入山して丹後山に登り避難小屋で一泊目。大水上山・藤原山・にせ藤原山・滝ガ倉山を越えた所で二泊目。そして剱ガ倉山・平が岳を超え尾瀬ヶ原に降り三泊目。最後は鳩待峠から戸倉に降り、バス・電車・タクシーを乗り継ぎ車を回収し山梨へ。

 メンバーは山岳会のK田さんと岩間夫婦の3人でした。

ブログ 「利根川源流を囲む山

〇2016年  仙丈ケ岳

 この時期、仙丈ケ岳に登る人は北沢峠にテントを張りピストンするのが一般的です。そこで人の少ないルート選び、奥さんと出かけました。

 戸台からバスにのり歌宿まで、そこから丹渓新道を登り仙丈小屋の冬季小屋で一泊。翌日は仙丈ケ岳・大仙丈ケ岳から仙塩尾根を通り両俣小屋に降りました。最終日は林道を歩き北沢峠を超えて歌宿へ。バスを降りて北沢峠に戻るまで、出会った人は3人でした。

ブログ 「仙丈ケ岳

〇2015年  苗場山~佐武流山・白砂山縦走

 登山道の無い日本二百名山の佐武流山と、日本三百名山の白砂山を苗場山から越え三国峠まで縦走の予定で、奥さんと二人で入山しました。

 苗場山から佐武流山までは結構快適な稜線散歩でした・・・が、その先の白砂山までの藪は!!

上越国境なので藪は覚悟してましたが、アイゼンは外れて無くす、雨具は敗れる、強烈でした。

 白砂山から三国峠も登山道が無いうえ雪が付いて無く、延々と藪漕ぎになってしまう為、野反湖にエスケープしました。

〇2014年 栂海新道 北アルプスから日本海

 栂海新道は北アルプスから朝日岳・犬ガ岳・白鳥山をへて日本海の海抜0mを結ぶルートです。夏でしたら縦走した後、日本海の親不知海岸で海に飛び込んで泳ぐのがお約束ですが、5月ではチョット無理です。

 一日目はロープウェイで栂池自然園に上がり、乗鞍岳を過ぎた辺りで幕営。二日目は小蓮華山・針が岳・雪倉岳を超えたところで天候が崩れホワイトアウトとなり幕営。三日目は赤男山・朝日岳・長栂山を越え犬が岳の栂海山荘。最終日は下駒ケ岳・白鳥山・入道山を越えて雨の中親不知へ、登山口の前の観光ホテルに倒れこみました。メンバーは、山岳会のT中さんと岩間夫婦の3名です。 

〇2013年 蝙蝠尾根から塩見岳

 蝙蝠尾根は2007年の正月に敗退して、そのリベンジでした。メンバーは、山岳会ののT中さんと岩間夫婦です。伝付峠超え二軒小屋に向かいましたが、前年の台風でルートが変わりいきなり内河内川の渡渉から始まりました。翌日、自動販売機で酒類を購入し縦走路を開始。徳左衛門岳からは、遥か彼方に三伏峠が見えた、標高2581mのピークの先で幕営。三日目は蝙蝠岳を超え塩見岳に。北俣岳から塩見への稜線はナイフリッジになっていて緊張させられた。長い一日の終わりは、雪が降り始め本谷山とのコルの手前で幕営。最終日は本谷山・三伏峠を超え鳥倉登山口へ。メンバーは、山岳会のT中さんと岩間夫婦の3名です。

〇2012年 大標山~万太郎山

 湯沢町から大標山へ登り、谷川岳まで縦走する予定でしたが、初日から雨に降られ万太郎山から土樽にエスケープしました。雨とガスの中を歩いた記憶しかありません。一緒に行ったのは、樅ノ木山岳会のU井さん、N村さん、I上さん、岩間夫婦。

〇2011年 六百山・霞沢岳

 上高地にテントを張り、真ん中の一日で登りました。夜明けと同時に、カッパ橋前の公衆トイレの裏にある六百山の中畑沢を登り始める。右俣に入り尾根に出て、森林限界手前で岩場となるが、右のルンゼに降りダブルアックスで稜線に出ました。六百山から霞沢岳はの稜線は、素晴らしい穂高展望台です。下山は八左衛門沢右俣に取り、いっきに下降。3時前には小梨平に帰ってきました。霞沢岳に登るには一般的には登山道を徳本峠から登りますが、日帰りは無理です。雪が有るこの時期にできる、ルート取りです。ちなみに奥さんと二人でした。

〇2010年 鋸岳~甲斐駒ケ岳

  鋸岳に登るなら、甲斐駒まででしょう。という訳で奥さんと二人で行きました。四日分の食料・テント・登攀用具を背負い戸台川を渡渉して、角兵衛沢に取りつきます。聞いてはいましたが、予想以上に苦痛なガレでした。先行パーティーがいたため、コルの手前で幕営。翌日はハーネス・ピッケル・アイゼンで第一高点を目指します。そこから岩の上をガリガリしながら、鹿窓へ。長~い懸垂のあと、対面の雪壁をダブルアックスで第二高点へ。中ノ川乗越しは、アイセンをギシギシ言わせながらガレを歩き6合石室に泊まりました。三日目は、岩とクラストした雪の稜線を歩き、甲斐駒ケ岳を超え北沢峠にテントを張りのんびりビールを飲む。最終日はガチガチに凍った登山道を下り、うんざりするゴーロ歩きで戸台に戻りました。